過労による健康への影響
Add article:2017-09-29 13:56:20
ブラック企業による過重労働の問題が大きく取りざたされ、大きな問題となっています。それにともない、過労による健康問題への意識も高まりつつあるようです。
政府が設けた基準では、月平均60時間以上の残業は罰則が与えられます。過労死ラインとされているのは月平均ん80時間です。しかし、健康管理の面で考えると、月平均の残業時間が45時間を超えると、健康を維持しづらくなってくるのです。
そもそも、日本では当然のように「最低8時間労働」が基準となっていますが、本来ならば「労働は8時間以内にするべき」という基準値であり、残業は1時間であっても超過労働にあたります。そう考えると月平均45時間を超える労働で健康を損ねるというのは、当然の結果といえるかもしれません。
過労は無自覚に進行する「サイレントキラー」です。気が付いたら健康に重大な被害を与える可能性があります。睡眠不足やストレス過多の状況が続いていても、それが日常的になっていると人は案外気づけなくなるものです。
過労は仕事のパフォーマンスを低下させ、パフォーマンスが低下したためにさらに仕事に支障が出て、残業がかさんでいく負の連鎖が始まってしまいます。過労で心身の健康を損ない、まともな就労が難しくなるケースも少なくありません。
月平均45時間以上の労働が常態化している方は、ワークライフバランスを今一度見直してみる必要があるかもしれません。